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中国上海市においてTFT液晶合弁会社を設立
~最先端生産ラインを中国で構築~

2003年3月26日
日本電気株式会社

NECはこのたび、中国における家電、電子部品大手である上海広電(集団)有限公司(本社:中国上海市、董事長:Xu Weihu、以下SVA)と、中国上海市にTFTカラー液晶事業の合弁会社を設立することに正式合意しました。

新会社は、本年6月に設立予定です。新会社の資本金は500億円、出資比率は、SVAグループ 75%、NEC 25%の予定です。 新会社は、中国における初の前工程からの一貫生産ラインを有した液晶合弁会社で、液晶事業の主流であるPC、モニタおよびテレビ用の商品企画・開発・生産および主として中国市場向けに販売を行います。新会社は、1m角を越える大型ガラス基板(1,100mm×1,300mm)を採用した最先端の第五世代生産ライン(月産4万5千枚、ガラス基板投入ベース)を構築し、2004年10月の生産開始を目指します。設備投資額は約850億円を予定しており、量産時の人員規模は約1,200名を計画しています。

なお、本プロジェクトは、このたび新たに選出された胡錦涛中華人民共和国主席を中心とする新体制において承認された初の国家級プロジェクトです。

NECは、本年4月に液晶事業を分社化し、「NEC液晶テクノロジー株式会社」を設立します。同社は、国内において材料・製造プロセスなどの要素技術開発、ならびにカスタマイズが必要とされる高付加価値商品である産業用に一層注力します。一方、量産品については中国の新会社を通じ、開発・生産および販売を行うことにより事業強化を図ります。

上海広電(集団)有限公司は、中国のエレクトロニクス・IT産業における代表的な企業であり、すでに日本の大手会社と共に多数の合弁企業を設立しています。最近では、IBM、Microsoft等の欧米の会社とも戦略提携関係を結んでおり、中国IT産業において、通信機器、家庭用通信端末、家電、およびディスプレイデバイスなどの領域におけるリーディングカンパニーです。

なお、合弁会社およびSVAの概要については、別紙を参照下さい。

以 上

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。