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産業用TFTカラー液晶ディスプレイのラインナップを拡充

2005年3月28日
NEC液晶テクノロジー株式会社

「NL8060BC26-27」,「NL6448BC20-18D」

NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:奥野和雄、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、FA機器や計測器用途向けに、視認性の大幅な向上をはかったアモルファスシリコンTFT(薄膜トランジスタ)液晶ディスプレイモジュール2機種を製品化し、本日より販売活動を開始します。新製品は、対角26cm(10.4型)、800×600ドット表示対応の「NL8060BC26-27」と、対角17cm(6.5型)、640×480ドット表示対応の「NL6448BC20-18D」の2機種で、共に、視認性の大幅な向上と動作温度範囲の拡大をはかることで、使い勝手の向上と活用分野の拡大を実現しました。

新製品のサンプル価格と出荷開始時期は下記の通りです。

製品名 サンプル価格 出荷開始時期
NL8060BC26-27 50,000円 2005年3月30日
NL6448BC20-18D 40,000円 2005年3月30日

新製品2機種の主な特徴は以下の通りです。

  1. 10.4型SVGA「NL8060BC26-27」
    • 視認性の大幅な向上
      高いパネル透過率と優れた視野角特性を誇る当社独自のSA-SFT技術の採用により、従来機「NL8060BC26-17」対し、(1)水平・垂直とも170度の広視野角化(従来機は水平100度、垂直80度)、(2)見る角度の変化に伴う輝度や色調の変化を抑制、(3)400cd/m2の高輝度化(従来機は280cd/m2)、(4)700:1の高コントラスト化(従来機は300:1)など、視認性の大幅な向上を実現。さまざまな利用環境において、画面上に表示される多種多様な情報をすばやく、正確に、ストレスなく読み取ることを可能にし、設置場所の制限も少なくします。
    • 広い動作温度範囲
      従来機に対し、動作保証温度を-10℃~+70℃に拡大(従来機は0℃~+50℃)し、高温や温度変化の激しい厳しい環境下での利用が可能に。
    • コンパチビリティ
      外形寸法、並びに取り付け穴位置、さらに取り付け穴と表示画面中心との相対位置関係において、従来機「NL8060BC26-17」との互換性を維持。さらにインターフェースも完全互換であるため、従来機の周辺環境を変更することなく、容易にリプレースすることが可能です。
  2. 6.5型VGA「NL6448BC20-18D」
    • 視認性の大幅な向上
      従来機「NL6448BC20-08E」に対し、(1)水平160度、垂直140度の広視野角化(従来機は水平100度、垂直80度)、(2) 400cd/m2の高輝度化(従来機は300cd/m2)、(3)600:1の高コントラスト化(従来機は250:1)など、視認性の大幅な向上を実現。さまざまな利用環境において、画面上に表示される多種多様な情報をすばやく、正確に、ストレスなく読み取ることを可能にし、設置場所の制限も少なくします。
    • 広い動作温度範囲
      従来機に対し、動作保証温度を-10℃~+70℃に拡大(従来機は0℃~+50℃)し、高温や温度変化の激しい厳しい環境下での利用が可能に。
    • コンパクト化
      取り付け方法の見直しをはじめとするコンパクト化設計により、左右のフレームサイズを半分以下にするなど大幅な狭額縁化を実現。設置面積を約20%削減します。さらに、約15%の軽量化(240g→205g)と12%(5.0W→4.4W)の低消費電力化も実現。より幅広い用途・環境での利用を可能にしています。

FA機器や計測器用の表示装置には、画面上に表示される多種多様な情報をすばやく正確に読み取ることができるよう、高い視認性が求められています。近年、設置場所や利用環境の多様化に伴い、こうしたニーズはさらに高度化しています。このたびの新製品はこうしたニーズに応え、さらに、厳しい温度環境下での利用にも配慮することによって、使い勝手の向上と活用分野の拡大を目指すものです。

NEC液晶テクノロジーは、早くから産業分野におけるニーズに着目し、独自の先進技術と、長年にわたって培ってきたノウハウを組み合わせることによって、幅広い分野における多様なニーズにきめ細く対応し、多彩な製品群を提供してきました。今後も、各種産業分野のさまざまな要求にこたえつつ、新たな応用分野の開拓を目指し、さらなる製品ラインナップの強化を図っていきます。

新製品の仕様は、別紙をご参照ください。

以 上

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。