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次世代携帯情報端末用2.7型液晶ディスプレイモジュールを発売

2005年4月19日
NEC液晶テクノロジー株式会社

「NL2432HC17-01B」
対角6.8cm(2.7型)アモルファスシリコンカラーTFT(薄膜トランジスタ)
液晶ディスプレイモジュール「NL2432HC17-01B」

NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:奥野和雄、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、次世代携帯情報端末用にQVGA(240×320ドット)表示対応、対角6.8cm(2.7型)アモルファスシリコンカラーTFT(薄膜トランジスタ)液晶ディスプレイモジュール「NL2432HC17-01B」を開発し、本日から販売活動を開始します。

新製品は、タッチパネルを標準装備し、220mWの低消費電力ながら、400:1の高コントラストと180cd/m2の高輝度を実現しています。新製品のサンプル価格は9,000円で、2005年6月から出荷を開始します。

新製品の主な特長は以下の通りです。

  1. 高い視認性
    携帯情報端末用ではクラス最高水準となる400:1の高コントラストを実現。180cd/m2の高輝度と合わせ、高い視認性を実現。さらに携帯情報端末用としてクラス最高水準となる25msの高速応答を実現し、動画の視認性にも配慮。
  2. タッチパネル標準装備
    携帯情報端末での利用率が高まっているタッチパネルを標準装備。携帯情報端末開発メーカの、液晶モジュールとタッチパネルのマッチング等に要する開発工数の削減・開発期間の短縮化に貢献。
  3. 低消費電力
    高輝度・高コントラスト、かつタッチパネル標準装備ながら、220mW の低消費電力を実現。携帯情報端末のバッテリ駆動時間の長時間化に貢献。

近年、携帯情報端末と携帯電話とのボーダレス化が急速に進んでおり、欧米を中心に携帯電話機能とPDA機能を併せ持った「スマートフォン」と呼ばれる新しいタイプの携帯複合端末が急速に普及しています。さらに、携帯情報端末にGPS機能を内蔵した「携帯GPS端末」と呼ぶべき新たな分野の製品も、欧州を中心に急速に普及しています。
これらの機器は、従来の携帯情報端末や携帯電話に比べ、動画をはじめ多様な情報を表示する機会が多くなるため、消費電力を抑えつつ、鮮やかなカラー表示と高い視認性を実現する必要があります。このたびの新製品はこうしたニーズに応えるものです。

NEC液晶テクノロジーは、次世代携帯情報端末用の小型液晶モジュールの分野においても、高画質と高機能といった付加価値の提案を行い、今後のモバイル機器の進化、新分野の開拓に貢献していきます。

なお、本製品は4月20日~22日に東京ビッグサイト(東京都・江東区)で開催される「第1回Display2005(国際プラットパネルディスプレイ展)」に出展します。

新製品の仕様は、別紙をご参照ください。

以 上

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。