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欧州プロジェクト「MOBILE3DTV」端末のプロトタイプ向けに3.1型3D液晶ディスプレイモジュールを提供
~「Mobile World Congress 2009」で展示~

報道関係各位
2009年2月6日
日本電気株式会社
NEC液晶テクノロジー株式会社

NEC液晶テクノロジー(代表取締役社長:上野 敏彦、本社:神奈川県川崎市)はこのたび、本年2月16~19日にスペインのバルセロナで開催される、モバイル関連の世界最大規模のイベント「Mobile World Congress 2009(MWC2009)」において、モバイル3Dテレビとして初公開される「MOBILE3DTV(注1)」端末のプロトタイプ向けに、裸眼立体視が可能な対角3.1型WQVGA対応カラー液晶ディスプレイモジュールの試作機を提供いたします。

「MOBILE3DTV」は、欧州連合(EU)における研究開発支援制度として2007年より開始された「第7次研究枠組み計画(FP7:注2)」の中で、最重点分野である情報通信技術(ICT:注3)に属するプロジェクトの1つです。モバイル3Dテレビ放送の実現可能性を実証することを目指して、2008年1月より3年計画で行われています。
このたびの「MOBILE3DTV」端末のプロトタイプは、同プロジェクトのメンバーであるMMソリューションズ社が開発を担当し、本端末に搭載のCPUを提供するテキサス・インスツルメント社のブース(ホール 8 ブース 8A84)に展示されます。
なお、本端末に搭載されている対角3.1型WQVGA対応カラー液晶ディスプレイモジュールの試作機は、NECエレクトロニクス社の携帯機器用LSIと組み合わせて、MWC2009のNECブース(ホール 8 ブース 8A125)にも展示いたします。

今回、「MOBILE3DTV」プロジェクトは、モバイル3Dテレビ放送におけるリアルタイム処理による3D動画表示のデモを行うために、MWC2009へモバイル3Dテレビ端末のプロトタイプを出展します。そのため、同端末のヒューマンマシンインタフェースを担う表示装置は非常に重要なデバイスとなります。
このたびの3D液晶ディスプレイモジュールの採用は、同プロジェクトによる様々な製品の評価において、当社独自のHDDP方式による高精細な3D表示や広い立体視域など、高品位で優れた3D表示性能が認められたものです。

NEC液晶テクノロジーは今後、3D液晶ディスプレイの実用化と早期量産化を目指して研究・開発をさらに進めるとともに、新たな用途の開拓に取り組んでいきます。

以 上

注1:  プロジェクトの正式名称は「Mobile 3DTV Content Delivery Optimization over DVB-H System」
注2:  Seventh Framework Programme of the European Community for research, technological development and demonstration activities (2007-2013)
注3:  Information and Communication Technologies

プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。